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南光君のこと

執筆者の写真: みんなのpolarisみんなのpolaris

NPO法人みんなのポラリスは、2021年からALS患者への支援をしています。

当時41歳だった佐藤仁美さん。彼女には高校生の息子がいて、難病になった母親の介護に頑張っていました。ヤングケアラーです。

みんなのポラリスは、日本ALS協会帯広支会の東さん(当法人理事)、北海道難病連十勝支部、議員などと連携して、彼女と息子を支援してきました。


マッチングアプリ。

ネットの普及と共に、マッチングアプリで恋人となる異性を探して結婚する、というのが当たり前になってきました。

以前は、自分の行動範囲(学校や職場)でしか相手を探せなかったのに、マッチングアプリなら世界中からパートナーを探せる。素晴らしいことです。


ある日、Facebookをつらつら眺めていると、母がALSの大学生のことがタイムラインに流れてきました。

その日のうちに、その大学生に「仲間になろう」と連絡、翌日にはALS協会の東さんに連絡、Zoomで顔合わせをすることになりました。

これが南光君との出会い。

いざ話してみると、にこにこして、茫洋としたなんともつかみどころのない男。

だけど、NPOが取り組んでいるソーシャルバザールについて話すと、きちんと理解して興味を示してくれました。頭のいい人だなと思いました。


ソーシャルバザールは、人材育成の観点から、若い人たちに任せてみたいと考えていました。南光君ならリーダーになれる。

2月のイベントに向けて、南光君をリーダーに指名したのが11月。

南光君はこちらの期待どおり、チームをまとめ上げ、企画を考えてくれました。


2月のソーシャルバザール本番当日。前日、帯広は観測史上最高の雪が降り(一晩で120センチ!)、ソーシャルバザール参加者の皆さんは、なんとか会場に集まりました。


南光君は、別件で旭川にいました。ソーシャルバザール前々日夜に、都市間バスで帯広へ入る予定でした。


2月4日夜。雪がちらつき始め、旭川ー帯広の都市間バスは早々に運休。南光君は可能性のある札幌へ移動。この日は千歳のネットカフェ泊(札幌は雪まつりでホテル取れず)。

2月5日。大雪の日。札幌ー帯広間のJR、都市間バスは全て運休。南光君は再び千歳のネットカフェ泊。

2月6日、ソーシャルバザール本番当日。復旧したJRに乗って、なんとかギリギリ会場到着。ソーシャルバザール終了後、すぐに飛行機の時間。帯広空港へ。


リアルで南光君に会うのは初めてだったけど、ほとんど話ができませんでした。


これからもソーシャルバザールへの協力を約束してくれた南光君。

マッチングアプリならマッチング成立です。

今度はゆっくり帯広おいでね。






 
 
 

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