アルゼンチンのパラリンピック水泳代表チームと交流会!

東京パラリンピック(8月24日〜9月5日)に出場するアルゼンチンの水泳代表チームが、8月に帯広市の「帯広の森市民プール(スインピア)」を拠点として直前合宿をします。

ホストタウンとしてアルゼンチンの代表チームを迎え入れる帯広市は、さまざまな歓迎イベント(日本文化体験、地域住民との交流など)を予定しています。


昨年のこの時期も、同様の準備は進められていて、ポラリスも担当部署の帯広市教育委員会スポーツ振興室にいろいろと協力をしてきました。

スポーツ振興室は2020東京五輪に向けて、アルゼンチン代表選手団(昨年はチェコの代表選手団も来る予定でした)の合宿迎え入れから、帯広競馬場での聖火リレー、中心街でのパラリンピックの採火式セレモニーなど、東京五輪関連のさまざまなイベントを企画していて、昨年の今頃は水口も打ち合わせのために足繁く市役所へ行っていました。


ところが3月に東京五輪の延期が決定。全ての準備がストップしました。

以後、スポーツ振興室から連絡は来なくなったのですが、今年の2月になって久しぶりに電話が来ました。

まずは、パラリンピックに向けて十勝管内で活動するパラスポーツの団体を紹介するパネルを制作して、巡回展示していきたいのでボッチャチーム「ポラリスとかち」も掲載させてもらえないかという依頼。もちろんOKです。

このパネルは2月22日の音更サンドームを皮切りに帯広市図書館(2/24-3/2)、今後は市役所ロビー、帯広市総合体育館などで展示されるということです。

そして次に、帯広市へ合宿にやって来るアルゼンチン選手団とのオンライン交流会への参加の打診が来ました。

スポーツ振興室から電話が来たのは、なんと交流会の3日前。アルゼンチン側から急遽依頼が来たそうで、こんなところにも東京五輪の混乱ぶりがうかがえます。

オンライン交流会は平日の午前中。「なんとか人を集められないでしょうか」。涙目の市の担当者。

そこから3日間、水口と当法人理事の菊地ルツさんが駆け回り、どうにか何人かから出席を承諾してもらって交流会当日を迎えました。

日本側からはブラインドサッカー「とかちflow 」の阿部さんと選手、車いすラグビー「SILVERBACKS」の上野君、NPO法人幕別札内スポーツクラブの小田さん、帯広市、音更町の職員が参加。

「ポラリスとかち」からは、主将の石田賢伸選手、菊地ルツさん、アッキー、水口の4人が参加しました。賢伸は学校の授業がありましたが、校長先生の「面白そう。参加したらいいよ」という一声で参加できました。池田中学校素晴らしい!


アルゼンチンからは、パラリンピック選手団の副団長、水泳チームの監督と選手5名が参加。「メダリストも参加するかも」という話でしたが、自己紹介が始まると、全員がパラリンピック、世界選手権のメダリスト。パラリンピック4大会連続出場という選手も2名。


交流会は自己紹介の後に、ホストタウンである帯広市の紹介動画を参加者全員で観ました。

賢伸はじめ「ポラリスとかち」のメンバーからの歓迎メッセージも流されました。


そのあとは参加者全員で懇談。アルゼンチン代表選手の言葉を紹介します。


「私は日本にとても興味がある。サムライ、日本人の精神、アニメも大好き。日本に行けるのを楽しみにしています」。


「ずっと不安を抱えながら練習してきたが、こうして日本の皆さんと交流して、東京パラリンピックが近づいてきた、開催されるんだということを実感できました」。


「日本は先進国です。コロナを克服して必ず東京パラリンピックが開催されると信じています」。


「パラリンピックは私にとって最大の目標です。東京パラリンピックは、私にとって初めてのチャンスです。とても楽しみにしています」。


「日本の皆さんと話ができて、本当に東京パラリンピックが開催されるんだという確信が持てた。とても嬉しい」。


最後に質疑応答がありました。

ポラリスとかちを運営してきて、最も苦労してきたのが練習場所の確保です。これは障害者スポーツに取り組む人たちに共通の悩みです。アルゼンチンの練習環境はどうなのか質問してみました。

「アルゼンチンの練習環境は、おそらく日本よりもずっと悪いでしょう。それでも私たちには東京パラリンピックという目標があります。だからどのような環境でも私たちは練習を続けます」。


新型コロナの感染状況は、日本、そして世界中が、東京五輪の延期が決定した昨年3月よりも、はるかに深刻な状況です。日本国内では、ワクチン接種スケジュールの遅れ、組織委員会のスキャンダルなどもあって、国民の大半は東京オリンピック・パラリンピックの開催に懐疑的です。

でも今回、交流会でアルゼンチンの選手団と話してみて、改めて思ったのは東京オリンピック・パラリンピックは日本だけのものではないということです。開催国の我々は、オリンピック憲章の根本原則を今一度読み直して、五輪開催の意義と五輪の本来の目的について考えるべきではないのか。そんなことを思いました。


アルゼンチン選手団は8月上旬に帯広へやってきます。


(水口)




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